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2012年2月28日火曜日

プライバシー情報のコントロールについて考えてみたこと

プライバシー
By japmanjapman
KDDIの「ビッグデータ」発言とか、PASMOの乗車情報の管理のユルさとか、そろそろGoogleのプライバシーポリシー変わるぞとか、Webサービスやネットワークを使うにあたって個人のいろーんなデータが、ある人達にとっちゃ金の卵らしくって。
あっちこっちで「いかにユーザーを騒がせずに(知られずに)データ利用してやろうか」みたいなことになってるようです。

ココ一週間で目についた記事挙げてみると

<弁理士の方が「ビックデータ」と「通信の秘密」についてどうなんだろということで書かれてます>

<パスモの情報が乗車履歴の第三者提供になっていく危険性>

多くの個人識別情報(現在位置、性別、年齢、関心、宗教、健康上の不安事項など)が漏れる可能性の指摘ととその対策>

正直私自身なんかゾワゾワする気味悪さを感じてるけど、それが考えすぎなだけなのかよくわからん。

『パブリック』(Jaff Jarvis著)ではプライバシーを
「(プライバシーとは、)情報へのアクセスをコントロールすることだけではなく、それがどのように使われ、どう解釈されるかをコントロールすること
と言い表していた。

そう、なんとなくおそってくるゾワゾワとしたものは、自分の情報がいつの間にか誰だかわからない相手に手渡っていて、どんな使われ方するんだろうといううす気味悪さだ。

そして、「プライバシーの倫理」として、以下の項目を挙げている。

  • 情報を盗まない (情報を得ることをオープンにする。騙して利用してはだめ)
  • その情報であなたが何をするつもりかはっきりさせる(第三者にデータを売ったり与えたりしたことを最初から明らかにするべき)
  • 情報を守る
  • 情報源を明らかにする
  • 自分の情報にアクセスできるようにする(自分についてどんな情報が所有されているかを、本人が見ることができなければならない)
  • 人の不利になるように情報を使ってはならない
  • コンテクストを考慮する
  • (誰かに関する情報を明かす時)動機を考慮する
  • 価値を加える(情報の提供者にプラスになる見返りを)


個人情報保護法だの電気通信事業者の「通信の秘密」とか法律はいろいろあるみたいだけど、そもそも情報を抜いてんだかどうなんだか、ハッキリわかるようにしているところが少ないし、ユーザーも”従わざるをえない”状況でちゃんとした拒否権使えるようになってるとこってあんまりないよねぇ。

せめて、こそこそいかにも悪いことしてますみたいにデータ抜くの止めてくんないかな。ハッキリ言ってくれれば、サービス内容と秤にかけてちゃんと判断するから。


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でも、Webから得られるユーザーの属性って当てになるのかな。ワタシGoogleの広告表示設定でユーザー属性 25-34才 男性 ってなってるんですけど.......( ゚д゚)ポカーン
もちろんちがいます!!




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