これを書いているヒト

2012年7月17日火曜日

なんでもない日々にも謎が満ちている ミステリ-3冊

ケーブルTVなんかだとミステリ専門チャンネルがあって、どんだけ人が死んでく話があるんだ(・・;)と思うこともあったりして、今日は人の死なないミステリの話などを。


イニシエーション・ラブ  乾くるみ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾 くるみ

文藝春秋 2007-04
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恋愛小説だけれど、最後にしてヤラれたと思わせる作品。
最後の章の最後の1-2行を読むとガラっと景色がちがって見える、という力技。時代背景が現在から読むと古く感じられるかもしれませんが、そこはそういうカンジをきっちり切り取って書いているから、ということで。


夜の光  坂木司
夜の光 (新潮文庫)夜の光 (新潮文庫)
坂木 司

新潮社 2011-08-28
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天文部に集った4人。実はこの4人は自分の未来を闘いとるという使命を果たすために、必死に日常というサバイバル送るスパイだった。その中で出会うナゾ。アツくない、夜の光のような青春小説。


ビブリア古書堂の事件手帖 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
三上 延

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古書というか”本”をめぐって人々が引き起こすナゾ。そしてその本から真実をたぐりよせるヒロイン。
失踪したおかあさん。妹にあることを託して亡くなったおとうさん。姉を見守る妹。ヒロインをめぐる家族のナゾ。
これ読むまで、本の版の違いがミステリのネタになるなんて、考えたこともなかったよ。


なんでもない日常から、ナゾを探してみませんか?

では、また。




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