これを書いているヒト

2013年2月12日火曜日

「教える」ということはできるまでの道のりを言葉にして再構築すること


唐突ですが、上の写真、腹筋のトレーニングでよく使われる「プランク」のポーズです。
さて、これを姿勢が正しく取れないヒトに教えることになりました。じゃあ、どう教えます?

「お腹に力をいれて、カラダの線をまっすぐに保つ」

(´・ω・`)そんな説明だけでできれば、それは何も言わなくてもできるヒトでしょう。
そもそもこの姿勢で「お腹に力が入らない」からうまく姿勢がとれないんだから。

こう説明しますかね。


1.まず、腕は方から垂直の位置に肘を降ろし、床についた腕の部分でグッと肩を押し上げる。自然と脇の下を引き締める必要があるので、脇の動きにも注意する。
2.脚は拇指球で床を押す。かかとは後ろの壁側に押し付けるようなつもりで。
3.膝の前側、太ももの内側を引き締める。特に太ももの内側はお互いを引き寄せるように、グッと内側に寄せる。(わからなければ、太ももの間になにか薄い板でも挟んで、それが落ちないように意識するトレーニングをするのも効果的)
4.お腹は背中側に引き付けるように、引っ込ませる。
5.目線は手と手の間ぐらいにおく

「お腹に力をいれて、カラダの線をまっすぐに保つ」をするためには、これくらいの過程を踏んでるんですよ。でも、教えるヒトって何も考えなくてもできちゃうから、なんでできるか説明できないことが多い。

「できない(わからない)」から「できる(わかる)」ようになるまでって、その工程をうめる作業なんですね。だから教える側はその行き着く先を分解して、自分の言葉で再構築して、相手にわかる言葉で伝えなくちゃならない。

「教える」ことの上手い、ヘタの差ってこれができるかできないかの違いなのではないでしょうか。

では、また。


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